/etc/portage/package.use

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/etc/portage/package.use は、/etc/portage/make.conf 内の USE 変数よりもきめ細かい、USE フラグパッケージごとの制御を提供します。

メモ
/etc/portage/package.use は、単一のファイルでも、パッケージごとのファイルを含むディレクトリでも構いません。

デフォルトの USE_ORDER 設定では、/etc/portage/package.use ファイルまたはディレクトリは、USE 環境変数以外のすべての場所にある各パッケージの設定を上書きします。

ファイル /etc/portage/package.useこの場所を単一ファイルにした例
# プロファイルで有効化されていた不要な USE フラグを全体で無効にする
*/* -bluetooth -dbus -ldap -libnotify -nls -qt3support -udisks
 
# app-admin/sudo について offensive USE フラグを有効にする
app-admin/sudo offensive
 
# dev-lang/php について mysql サポートを無効にする
dev-lang/php -mysql 
 
# libreoffice について java を有効にし、python インタープリタのバージョンを設定する
app-office/libreoffice java PYTHON_SINGLE_TARGET: python3_9
ファイル /etc/portage/package.use/openrctこの場所をディレクトリにした例
# OpenRCT2 で Vorbis サポートを無効化する
games-simulation/openrct2 -vorbis

詳細についてはハンドブックを参照してください。

記法

  • 1 行につき 1 つの DEPEND atom と、スペースで区切られた USE フラグ
  • コメント行は # (ハッシュ記号) で始まります。
メモ
パッケージ atom の書き方については、version specifier を参照してください。
ヒント
バージョンを指定するパッケージ atom には、比較演算子を使う必要があります。

自動的に生成された内容

emerge には、デフォルトで有効になっている --autounmask オプションがあり (man 1 emerge 参照)、依存関係を満たすため必要に応じて package.use の設定を生成できます。

外部資料