ハンドブック:PPC/インストール/メディア
ハードウェア要件
インストールのプロセスに進む前に、ppc システムアーキテクチャに対して首尾よく Gentoo をインストールするためには、最小ハードウェア要件を満たすべきです。
システム概要 | |
---|---|
Apple NewWorld マシン | iMac、eMac、iBook PowerBook、Xserver、PowerMac 等の、Power/PowerPC マイクロプロセッサ (G3, G4, G5) |
Apple OldWorld machines | Beige G3s, PCI PowerMacs and PCI PowerBooks 等の、Open Firmware リビジョン 3 未満の Apple マシン。PCI ベースの Apple クローンもサポートされているはずです。 |
Genesi | Pegasos I/II、Open Desktop Workstation、Efika |
IBM | RS/6000、i シリーズ、p シリーズ |
要件 | |
メモリ | 少なくとも 64 MB |
ディスク容量 | 1.5 GB (スワップ領域を除く) |
スワップ領域 | 少なくとも 256 MB |
インストールに関連する一般的な問題への解決策や、あるいは単に PowerPC マシンに何があるのか知るためには、Gentoo PPC FAQ を是非読んでください。
Gentoo Linux インストールメディア
インストール時には公式の Gentoo ブートメディアを使用することが推奨されますが、他のインストール環境を使用することもできます。ですが、それらに必要なコンポーネントが含まれる保証はありません。異なるインストール環境を使用する場合は、ディスクの準備に移動してください。
Minimal インストール CD
Gentoo Minimal インストール CDは、自己完結した Gentoo 環境である、小さなブート可能イメージです。このイメージは Gentoo 開発者たちによって保守されており、インターネット接続さえあれば誰でも Gentoo をインストールできるように設計されています。ブートプロセス中に、接続されているハードウェアが検出され、適切なドライバが自動的にロードされます。
Minimal インストール CD のリリースは、install-<アーキテクチャ>-minimal-<リリース時刻>.iso のフォーマットで命名されています。
Gentoo LiveGUI
ユーザの中には、KDE デスクトップ環境を提供する LiveGUI を使用して Gentoo をインストールするほうが、簡単だと思うユーザもいるかもしれません。LiveGUI は、便利なグラフィカル環境を提供しているのに加えて、現代の Wi-Fi チップセットを使用する助けとなるかもしれない、より多くのカーネルモジュールとファームウェアを備えています。
Gentoo LiveGUI USB イメージは amd64 および arm64 プラットフォーム向けに週ごとにビルドされています。
stage ファイルとは?
stage ファイルは、Gentoo 環境のための種として機能するアーカイブです。
stage 3 ファイルは、公式 Gentoo ミラーのいずれか のreleases/ppc/autobuilds/からダウンロードできます。stage は頻繁に更新されるので、公式 live イメージの中には含まれていません。
今のところ、stage ファイルは無視して構いません。後で必要に応じてより詳細に説明します。
歴史的には、ハンドブックは 3 より低いバージョンの stage ファイルのインストール手順について記述していました。これらの stage は典型的なシステムのインストールには適さない環境を含んでおり、今はハンドブックでは取り扱っていません。
ダウンロード
メディアの入手
Gentoo Linux が使う既定のインストールメディアは Minimal インストール CD で、とても小さいブータブル Gentoo Linux 環境を提供しています。この環境は Gentoo をインストールするために必要なツールを含んでいます。このイメージは、ダウンロードページから(推奨)か、たくさんの利用可能なミラーのいずれかを自分で選び、そのミラー上で ISO が置いてある場所を訪れることで、ダウンロードできます。
Gentoo ミラーに移動する
ミラーからダウンロードするなら、次のようにして Minimal インストール CD を見つけられます:
- 典型的には Gentoo source mirrors で見つかる利用地域のミラーを使用して、ミラーに接続する。
- releases/ディレクトリに行く。
- 関連するターゲットアーキテクチャのディレクトリ(例えばppc/)を選択する。
- autobuilds/ディレクトリを選択する。
- amd64とx86アーキテクチャでは、それぞれcurrent-install-amd64-minimal/ or current-install-x86-minimal/のどちらかを選択する。他のすべてのアーキテクチャでは、current-iso/ディレクトリへ進む。
arm、mips、s390 のような一部のターゲットアーキテクチャには、Minimal インストール CD がありません。現時点では、Gentoo Release Engineering project はこれらのターゲット向けの .iso ファイルの作成をサポートしていません。
この場所の中では、インストールメディアファイルは.isoという接尾辞 (拡張子) を持ちます。例えば、以下の一覧を見てみてください。
[TXT] install-amd64-minimal-20231112T170154Z.iso.asc 2023-11-12 20:41 488
[TXT] install-amd64-minimal-20231119T164701Z.iso.asc 2023-11-19 18:41 488
[TXT] install-amd64-minimal-20231126T163200Z.iso.asc 2023-11-26 18:41 488
[TXT] install-amd64-minimal-20231203T170204Z.iso.asc 2023-12-03 18:41 488
[TXT] install-amd64-minimal-20231210T170356Z.iso.asc 2023-12-10 19:01 488
[TXT] install-amd64-minimal-20231217T170203Z.iso.asc 2023-12-17 20:01 488
[TXT] install-amd64-minimal-20231224T164659Z.iso.asc 2023-12-24 20:41 488
[TXT] install-amd64-minimal-20231231T163203Z.iso.asc 2023-12-31 19:01 488
[ ] install-amd64-minimal-20240107T170309Z.iso 2024-01-07 20:42 466M
[ ] install-amd64-minimal-20240107T170309Z.iso.CONTENTS.gz 2024-01-07 20:42 9.8K
[ ] install-amd64-minimal-20240107T170309Z.iso.DIGESTS 2024-01-07 21:01 1.3K
[TXT] install-amd64-minimal-20240107T170309Z.iso.asc 2024-01-07 21:01 488
[ ] install-amd64-minimal-20240107T170309Z.iso.sha256 2024-01-07 21:01 660
[TXT] latest-install-amd64-minimal.txt 2024-01-08 02:01 653
上記の例では、install-amd64-minimal-20240107T170309Z.isoというファイルが Minimal インストール CD そのものです。しかし見て分かりますが、他の関係ファイルも存在しています:
- .CONTENTS.gz ファイルは、インストールメディアで利用可能な全てのファイルの一覧を含む、gz 圧縮されたテキストファイルです。このファイルは、インストールメディアをダウンロードする前に、特定のファームウェアまたはドライバが含まれているかどうか調べるために使用できます。
- .DIGESTS ファイルは、様々なハッシュ形式とアルゴリズムで計算した ISO ファイルのハッシュ値を含んでいます。このファイルは、ISO ファイルの完全性を検証するために使用できます。
- .asc ファイルは、ISO ファイルのデジタル署名です。これはイメージの完全性と真正性 (Gentoo リリースエンジニアリングチームによって実際に提供されたものであり、改竄されていないこと) を検証するために使用できます。
今のところ、この場所で利用可能な他のファイルは無視してください。インストールがもっと進んだ後に再登場しますので。.isoファイルをダウンロードし、もしダウンロードの検証が必要であれば、.isoファイル用の.iso.ascファイルも同じようにダウンロードします。
.DIGESTS ファイルは .iso.asc ファイル内の署名を検証しない場合のみ必要です。
ダウンロードしたファイルを検証する
これは任意自由選択なステップで、Gentoo Linux をインストールするために必須なものではありません。しかしながら、ダウンロードしたファイルが破損していないことを確かめ、Gentoo インフラストラクチャチームから実際に提供されていることを保証するため、推奨されます。
.asc ファイルは ISO のデジタル署名を提供します。これを検証することで、インストール・ファイルが Gentoo リリースエンジニアリングチームによって提供された状態のまま、変更されていないということを確認できます。
Microsoft Windows 上での検証
まずデジタル署名を検証するには、例えばGPG4Winのようなツールを利用できます。インストール後、Gentooリリースエンジニアリングチームの公開鍵をインポートする必要があります。鍵の一覧は署名のページで提供されています。インポート後、ユーザは.ascファイル内の署名を検証できるようになります。
Linux 上での検証
Linuxシステムでは、デジタル署名を検証する最も一般的な方法はapp-crypt/gnupgソフトウェアを使うことです。このパッケージがインストールされていると、.ascファイル内のデジタル署名を検証するために以下のコマンドが使えます。
Gentoo 鍵をインポートするときには、フィンガープリント (
BB572E0E2D182910
) が合致していることを検証してください。Gentoo 鍵は、署名のページで利用可能なフィンガープリントを使用して、hkps://keys.gentoo.org からダウンロードすることができます:
user $
gpg --keyserver hkps://keys.gentoo.org --recv-keys 13EBBDBEDE7A12775DFDB1BABB572E0E2D182910
gpg: directory '/root/.gnupg' created gpg: keybox '/root/.gnupg/pubring.kbx' created gpg: /root/.gnupg/trustdb.gpg: trustdb created gpg: key BB572E0E2D182910: public key "Gentoo Linux Release Engineering (Automated Weekly Release Key) <releng@gentoo.org>" imported gpg: Total number processed: 1 gpg: imported: 1
代わりに、WKD を使用してダウンロードすることも可能です:
user $
gpg --auto-key-locate=clear,nodefault,wkd --locate-key releng@gentoo.org
gpg: key 9E6438C817072058: public key "Gentoo Linux Release Engineering (Gentoo Linux Release Signing Key) <releng@gentoo.org>" imported gpg: key BB572E0E2D182910: public key "Gentoo Linux Release Engineering (Automated Weekly Release Key) <releng@gentoo.org>" imported gpg: Total number processed: 2 gpg: imported: 2 gpg: no ultimately trusted keys found pub dsa1024 2004-07-20 [SC] [expires: 2025-07-01] D99EAC7379A850BCE47DA5F29E6438C817072058 uid [ unknown] Gentoo Linux Release Engineering (Gentoo Linux Release Signing Key) <releng@gentoo.org> sub elg2048 2004-07-20 [E] [expires: 2025-07-01]
または、公式 Gentoo リリースメディアを使用している場合は、(sec-keys/openpgp-keys-gentoo-release によって提供される) /usr/share/openpgp-keys/gentoo-release.asc から鍵をインポートしてください:
user $
gpg --import /usr/share/openpgp-keys/gentoo-release.asc
gpg: directory '/home/larry/.gnupg' created gpg: keybox '/home/larry/.gnupg/pubring.kbx' created gpg: key DB6B8C1F96D8BF6D: 2 signatures not checked due to missing keys gpg: /home/larry/.gnupg/trustdb.gpg: trustdb created gpg: key DB6B8C1F96D8BF6D: public key "Gentoo ebuild repository signing key (Automated Signing Key) <infrastructure@gentoo.org>" imported gpg: key 9E6438C817072058: 3 signatures not checked due to missing keys gpg: key 9E6438C817072058: public key "Gentoo Linux Release Engineering (Gentoo Linux Release Signing Key) <releng@gentoo.org>" imported gpg: key BB572E0E2D182910: 1 signature not checked due to a missing key gpg: key BB572E0E2D182910: public key "Gentoo Linux Release Engineering (Automated Weekly Release Key) <releng@gentoo.org>" imported gpg: key A13D0EF1914E7A72: 1 signature not checked due to a missing key gpg: key A13D0EF1914E7A72: public key "Gentoo repository mirrors (automated git signing key) <repomirrorci@gentoo.org>" imported gpg: Total number processed: 4 gpg: imported: 4 gpg: no ultimately trusted keys found
次にデジタル署名を検証します:
user $
gpg --verify install-ppc-minimal-20240107T170309Z.iso.asc
gpg: assuming signed data in 'install-ppc-minimal-20240107T170309Z.iso' gpg: Signature made Sun 07 Jan 2024 03:01:10 PM CST gpg: using RSA key 534E4209AB49EEE1C19D96162C44695DB9F6043D gpg: Good signature from "Gentoo Linux Release Engineering (Automated Weekly Release Key) <releng@gentoo.org>" [unknown] gpg: WARNING: This key is not certified with a trusted signature! gpg: There is no indication that the signature belongs to the owner. Primary key fingerprint: 13EB BDBE DE7A 1277 5DFD B1BA BB57 2E0E 2D18 2910 Subkey fingerprint: 534E 4209 AB49 EEE1 C19D 9616 2C44 695D B9F6 043D
すべてが確実であることを完全に確かめるために、表示された指紋がGentooの署名のページ上にある指紋かどうかを調べます。
インポートされた鍵が信頼に足ると確証が持てたら、その鍵を信頼されたものとしてマークすることは、一般的に良いプラクティスです。信頼された鍵が検証されるときには、gpg は unknown とは表示せず、署名が信頼済みでないという警告も発さないでしょう。
ブートメディアを書き込む
もちろん、ISO ファイルをダウンロードしただけでは、Gentoo Linux のインストールは始められません。ISO ファイルはブート可能なメディアに書き込む必要があります。このためには通常、イメージをファイルシステムに展開する、あるいはデバイスに直接書き込む必要があります。
ブータブル USB を書き込む
現代的なシステムの多くは、USB デバイスからのブートをサポートしています。
Linux で書き込む
dd は典型的に多くの Linux ディストリビューションで利用可能であり、Gentoo ブートメディアを USB ドライブに書き込むために使用することができます。
USB デバイスパスを決定する
書き込む前に、書き込みたいストレージデバイスへのパスを決定する必要があります。
dmesg は、ストレージデバイスがシステムに追加されるのに応じて、デバイスを記述する詳細な情報を表示するでしょう:
root #
dmesg
[268385.319745] sd 19:0:0:0: [sdd] 60628992 512-byte logical blocks: (31.0 GB/28.9 GiB)
または、lsblk を使用して利用可能なストレージデバイスを表示することができます:
root #
lsblk
sdd 8:48 1 28.9G 0 disk ├─sdd1 8:49 1 246K 0 part ├─sdd2 8:50 1 2.8M 0 part ├─sdd3 8:51 1 463.5M 0 part └─sdd4 8:52 1 300K 0 part
デバイス名が決定されたら、その前にパス接頭辞 /dev/ を追加して、デバイスパス /dev/sdd を得ることができます。
dd で書き込む
ターゲットは上書きされるので、dd を実行する前に、ターゲット (of=target) のパスを確認するようにしてください。
デバイスパス (/dev/sdd) とブートメディア install-amd64-minimal-<release timestamp>.iso の準備ができたら:
root #
dd if=install-amd64-minimal-<release timestamp>.iso of=/dev/sdd bs=4096 status=progress && sync
if= は入力ファイルを指定し、of= は出力ファイルを指定します。この場合では出力ファイルはデバイスです。
転送を高速化するため、多くの場合 bs=4096 が使用されます。 status=progress は転送の統計情報を表示します。
ディスクに書き込む
より詳しい手順は CD/DVD/BD_writing#Image_writing で見つけられます。
Microsoft Windows 7 以降での書き込み
Microsoft Windows 7 以降のバージョンでは、サードパーティ製のソフトウェアを必要とすることなく、ISO イメージをマウントし書き込むことができます。単純に書き込み可能なディスクを挿入し、ダウンロードした ISO ファイルをブラウズし、右クリックして「ディスクイメージの書き込み」を選択してください。
Linux での書き込み
Linuxでは、app-cdr/cdrtoolsパッケージにあるcdrecordユーティリティで、ISOイメージを書き込みことができます。
/dev/sr0デバイス(これはシステム上の1番目のCDデバイスです。必要ならば正しいデバイスに置き換えてください)のCDにISOファイルを書き込むには:
user $
cdrecord dev=/dev/sr0 install-ppc-minimal-20141204.iso
GUIを好むユーザーはkde-apps/k3bパッケージの一部であるK3Bを使うことができます。K3Bでは、ToolsメニューからBurn CD Imageを選択してください。
起動する
Default: Booting the installation CD with yaboot
On NewWorld machines place the Installation CD in the CD-ROM and reboot the system. When the system-start-bell sounds, simply hold down the c until the CD loads.
After the installation CD loaded, a boot prompt will show up at the bottom of the screen.
We provide one generic kernel, ppc32. This kernel is built with support for multiple CPUs, but it will boot on single processor machines as well.
It is possible to tweak some kernel options at this prompt. The following table lists some of the available boot options you can add:
Boot option | Description |
---|---|
video
|
This option takes one of the following vendor-specific tags: nvidiafb, radeonfb, rivafb, atyfb, aty128, or ofonly. Follow this tag with the resolution refresh rate and color depth to use. For instance, video=radeonfb:1280x1024@75-32 will select the ATI Radeon frame buffer at a resolution of 1280x1024 with a refresh rate of 75Hz and a color depth of 32 bits. When uncertain about what to choose, and the default doesn't work, video=ofonly will most certainly work.
|
nol3
|
Disables level 3 cache on some PowerBooks (needed for at least the 17") |
dofirewire
|
Enables support for IEEE1394 (FireWire) devices, like external hard disks. |
dopcmcia
|
To use PCMCIA devices during the installation (like PCMCIA network cards) this options needs to be enabled. |
dosshd
|
Starts the SSH daemon. Useful for unattended installs. |
passwd=foo
|
Sets the value after the = as the root password. Use with dosshd for remote installs.
|
To use the above options, at the boot prompt, type ppc32
followed by the desired option. In the example below, we'll force the kernel to use the Open Firmware framebuffer instead of the device specific driver.
boot:
ppc32 video=ofonly
If no options are needed, just type ppc32 at this prompt, and a complete Gentoo Linux environment will be loaded from the CD.
Alternative: Booting the installation CD on a Pegasos system
On the Pegasos simply insert the CD and at the SmartFirmware boot-prompt type cd /boot/menu
.
boot
cd /boot/menu
This will open a small bootmenu that allows users to choose between several preconfigured video configs. Any special boot options can be appended to the command-line just like with Yaboot above. For example:
boot
cd /boot/pegasos video=radeonfb:1280x1024@75 mem=256M
The default kernel options (in case something goes wrong) are preconfigured with console=ttyS0,115200 console=tty0 init=/linuxrc looptype=squashfs loop=/image.squashfs cdroot root=/dev/ram0
.
Alternative: Booting the installation CD with BootX
With an OldWorld Mac the bootable portion of the livecd can't be used. The most simple solution is to use MacOS 9 or earlier to bootstrap into a Linux environment with a tool called BootX.
First, download BootX and unpack the archive. Copy the the BootX Extension from the unpacked archive into Extensions Folder and the BootX App Control Panel into Control Panels, both of which are located in the MacOS System Folder. Next, create a folder called "Linux Kernels" in the System folder and copy the ppc32 kernel from the CD to this folder. Finally, copy ppc32.igz from the Installation CD boot folder into the MacOS System Folder.
To prepare BootX, start the BootX App Control Panel. First select the Options dialog and check Use Specified RAM Disk and select ppc32.igz from the System Folder. Continue back to the initial screen and ensure that the ramdisk size is at least 32000. Finally, set the kernel arguments as shown below:
cdroot root=/dev/ram0 init=linuxrc loop=image.squashfs looptype=squashfs console=tty0
The kernel parameters in the yaboot section above are also applicable here. Append any of those options to the kernel arguments above.
Check once more to make sure the settings are correct and then save the configuration. This saves typing just in case it doesn't boot or something is missing. Press the Linux button at the top of the window. If everything goes correctly, it should boot into the Installation CD.
Setting the keyboard map
After boot, a root ("#") prompt appears on the current console. It is possible to switch to other consoles by pressing Alt + F2, Alt + F3 and Alt + F4. Get back to the first one by pressing Alt + F1. Due to the keyboard layout, it may be necessary to press Alt + fn + F# on Apple machines.
When installing Gentoo on a system with a non-US keyboard, use loadkeys to load the keymap for the keyboard. To list the available keymaps, execute:
root #
ls /usr/share/keymaps/i386
Now load the keymap of choice:
root #
loadkeys be-latin1
例外的なハードウェア構成
インストールメディアが起動するとき、すべてのハードウェア機器を検出して適切なカーネルモジュールを読み込もうとします。これは非常に多くの場合、とても良い仕事をします。しかしある場合において、システムに必要なカーネルモジュールを自動で読み込まないかもしれません。PCI自動検出機能がシステムのハードウェアを見逃した場合、適切なカーネルモジュールを手動で読み込む必要があります。
次の例は、(ある種類のネットワークインタフェイスをサポートする) 8139tooモジュールを読み込みます:
root #
modprobe 8139too
追加可能: ユーザアカウント
インストール環境に他の人たちがアクセスする必要があったり、インストールメディア上で非rootユーザでコマンドを実行する(例えば、セキュリティ上の理由から、root権限無しでirssiを使ってチャットする)必要があるなら、別のユーザアカウントを作成し、強いrootパスワードを設定する必要があります。
rootパスワードを変更するには、passwdユーティリティを使ってください:
root #
passwd
New password: (新しいパスワードを入力) Re-enter password: (もう一度新しいパスワードを入力)
ユーザーアカウントを作成するためには、まずアカウントの資格情報を、次にパスワードを入力します。このために、useraddとpasswdコマンドを使います。
次の例では、johnというユーザが作成されます:
root #
useradd -m -G users john
root #
passwd john
New password: (Enter john's password) Re-enter password: (Re-enter john's password)
現在のrootユーザから新しく作成したユーザアカウントに切り替えるには、suコマンドを使ってください:
root #
su - john
追加可能:インストール中のドキュメント閲覧
TTY
インストール中に Gentoo ハンドブックを TTY から見るには、最初に上記の方法でユーザアカウントを作成し、Alt+F2 を押すことで新しい端末 (TTY) に移動し、新しく作成したユーザとしてログインしてください。最小権限の原則に従って、必要以上に高い権限で web をブラウズしたり、一般的に任意のタスクを実行したりするのは避けるのがベストプラクティスです。root アカウントはシステムの完全な制御を行うことができるので、慎重に使用しなくてはなりません。
インストール中、links web ブラウザで Gentoo ハンドブックを閲覧できます。もちろん、インターネット接続が機能し始めた瞬間からですけど。
user $
links https://wiki.gentoo.org/wiki/Handbook:PPC/ja
元々の端末に戻るには、Alt+F1を押してください。
Gentoo minimal または Gentoo 管理環境にブートすると、7 つの TTY が利用できるでしょう。Alt を押しながらファンクションキー F1-F7 を押すことで切り換えることができます。作業が完了するのを待ちながらドキュメントを開きたいときなどは、ターミナルを切り換えると便利でしょう。
GNU Screen
公式 Gentoo インストールメディアにはデフォルトで Screen ユーティリティがインストールされています。熟練の Linux ファンにとっては、上に書いた複数の TTY を使う方法よりも、ペインを分割してインストール指示を読むために screen を使うほうが効率がいいかもしれません。
追加可能:SSH デーモンの開始
インストール中に他のユーザーがシステムにアクセスできるようにする (インストール中の援助を提供したり受け取ったり、あるいは全て遠隔操作で行う) ためには、(前述の通り) ユーザーアカウントを作成し、SSH デーモンを起動する必要があります。
OpenRC 上で SSH デーモンを始動させるためには、次のコマンドを実行します:
root #
rc-service sshd start
ユーザーがシステムにログオンすると、(指紋・fingerprint と呼ばれるもので) ホスト鍵を確認するようメッセージが表示されると思います。これはSSHサーバーへの最初の接続では期待される典型的な挙動です。ところが、この後の手順でシステムのセットアップが完了した後、改めてログオンしようとすると、SSHクライアントはホスト鍵が変更されていると警告します。SSH的には別のサーバー (現在インストールに使っているLive環境ではなく、新しくインストールされた Gentoo システム) にログオンしようとしているように見えるのです。この場合は画面上の指示に従い、クライアント側で記憶しているホスト鍵を更新しましょう。
sshd を使えるようにするには、ネットワークを適切に機能させる必要があります。ネットワーク設定の章を参照してください。