カーネル/再ビルド
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一般的な方法
カーネルの設定を終了し、以下のコマンドを使用してカーネルを再ビルドしてください:
root #
make && make modules_install
メモ
-j オプションを忘れないでください!
システムの性能にもよりますが、カーネルのビルドにはそれなりに時間がかかることがあります。システムの論理 CPU コア数が分かっている場合は、
-j オプションを忘れないでください!
システムの性能にもよりますが、カーネルのビルドにはそれなりに時間がかかることがあります。システムの論理 CPU コア数が分かっている場合は、
-jN
(N
は利用可能な論理コア数) オプションを使用することでコンパイル作業を劇的に高速化することができます。例えば、2 ウェイ同時マルチスレッディング (SMT) を備えたクアッドコアプロセッサは 8 個の論理コアを持つので、make を -j8
オプション付きで (make -j8
のように) 呼び出すとよいでしょう。利用可能な論理コア数を判定する簡単な方法は nproc コマンドを実行することです:user $
nproc
8
この場合、コマンドは次のようになるでしょう:
root #
make -j8 && make -j8 modules_install
新しくコンパイルされたカーネルイメージを/bootにコピーするのを忘れないでください。必要ならば/bootをマウントしてください。
root #
mount /boot
root #
make install
必要ならばブートローダを更新する
カーネルのバージョンが変わっていなければ、システムのブートローダを更新する必要は無いかもしれません。これはシステムの構成によって異なります; ブートローダが、完全に同じ名前で置き換えたバイナリを指していれば、2 次ブートローダのエントリは更新しなくて良いかもしれません。よく分からない場合は、次回のシステム再起動の際の問題発生を防ぐために、ブートローダの設定ジェネレータを再実行するか、ブートローダの設定ファイルを確認してください。
GRUB を使う
システムを再起動する前に、ブートローダの設定を更新してください。例えば GRUB を使用している場合、以下のコマンドを実行してブートローダの設定を更新することができます:
root #
grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
EFI スタブのカーネルを使う
EFI スタブを使用している方は、インストールのセクションにある手順に従ってください。
systemd-boot を使う
systemd の EFI ブートローダを使用しているなら、systemd-boot の記事を再確認してください。
再起動
新しいカーネルの設定を適用するため、再起動します:
root #
reboot