F2FS

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F2FS (Flash-Friendly File System) は、NAND フラッシュメモリデバイス向けに設計されたファイルシステムです。Linux カーネル 3.8.x 以降で利用できます。Gentoo を eMMC、SSD、SD カード、または USB フラッシュメモリデバイスにインストールする場合、このファイルシステムはいい選択肢です。

メモ
F2FS は「低機能」なフラッシュストレージ (USB フラッシュメモリなど) で非常に有用です。現代的な SSD は ext4 や xfs を使用したほうが良いかもしれません。ここでの議論も参照してください。

インストール

カーネル

カーネル 基本的な F2FS ファイルシステムオプションを有効化する

File systems  --->
   <*> F2FS filesystem support
   [ ]   F2FS Status Information
   [*]   F2FS extended attributes
   [*]     F2FS Access Control Lists
   [*]     F2FS Security Labels
   [ ]   F2FS consistency checking feature
   [ ]   F2FS fault injection facility
   [*]   F2FS compression feature
   [*]     LZO compression support
   [*]       LZO-RLE compression support
   [*]     LZ4 compression support
   [*]       LZ4HC compression support
   [*]     ZSTD compression support
   [*]   F2FS IO statistics information
   [ ]   F2FS unfair rw_semaphore

Linux カーネルでこのファイルシステムへの対応を有効化する際、少なくとも "F2FS extended attributes" (F2FS_FS_XATTR) を "F2FS Access Control Lists" (CONFIG_F2FS_FS_POSIX_ACL) および "F2FS Security Labels" (CONFIG_F2FS_FS_SECURITY) サブオプション付きで有効化するのが賢明です。

"F2FS consistency checking feature" (CONFIG_F2FS_CHECK_FS) オプションは、F2FS のファイルシステム一貫性チェックを有効化します。チェックは動作中に実施され、ファイルシステムのパフォーマンスを低下させるでしょう。このオプションは一貫性が速度よりも重要な場合に有用です。

Emerge

F2FS ファイルシステムのためのユーザ空間ツールをインストールしてください:

root #emerge --ask sys-fs/f2fs-tools

使い方

作成

ユーザ空間ツールを emerge したら、mkfs.f2fs コマンドに適切なデバイスとパーティション番号を渡して実行し、ファイルシステムを作成してください:

root #mkfs.f2fs /dev/sdd1

ファイルシステムチェック

root #fsck.f2fs /dev/sdd1

デフラグ

root #defrag.f2fs

外部資料