ハンドブック:HPPA/インストール/ブートローダー
PALO のインストール
PA-RISCプラットフォームでは、ブートローダはpaloと呼ばれます。まずこのブートローダをシステムに入れてください:
root #
emerge --ask sys-boot/palo
設定ファイルは/etc/palo.confにあります。以下は設定のサンプルです:
This configuration must be changed after running palo for the first time! See below for after first setup.
'"`UNIQ--pre-00000001-QINU`"'
最初の行でpaloに、カーネルの場所と使用しなければならない起動パラメータを伝えています。文字列2/kernel-6.6.13-gentoo
は、/kernel-6.6.13-gentooと名付けられたカーネルが2番目のパーティション内にあることを意味しています。注意してほしいのが、カーネルへのパスはブートパーティションからの相対アドレスであり、ルートパーティションからの相対アドレスではありません。
2行目は、どのリカバリカーネルを使用するかを示しています。もしこれが最初のインストールで、リカバリカーネルが(まだ)存在しない場合、この行をコメントアウトしてください。3行目はpaloがどのディスクにあるのかを示しています
To format the disk, palo must be run with certain arguments. This example uses ext4 for the first partition:
root #
palo --format-as=4 --init-partitioned=/dev/sda
設定が終了したら、単にpaloコマンドを実行してください:
root #
palo
The configuration must then be updated for post-first-install use:
--commandline=2/kernel-6.6.13-gentoo root=/dev/sda4
--recoverykernel=/vmlinux.old
# Don't throw away the old partition, just update the existing one on `palo` runs.
--update-partitioned=/dev/sda
# --format-as has two meanings depending on whether --init-partitioned or --update-partitioned is used. Keep this line.
--format-as=4
システムのリブート
chroot環境を出て、全てのパーティションをアンマウントします。次に、最終かつ真のテストを実行するためのマジカルコマンドrebootを入力しましょう。
(chroot) livecd #
exit
livecd~#
cd
livecd~#
umount -l /mnt/gentoo/dev{/shm,/pts,}
livecd~#
umount -R /mnt/gentoo
livecd~#
reboot
live イメージを取り出すのを忘れないでください。そうしないと新しくインストールされた Gentoo ではなく、live イメージが再度ブート対象になってしまうかもしれません!
リブートして新しい Gentoo 環境に入ることができたら、最終章のインストールの締めくくりに進むのがよいでしょう。