sysfs
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sysfs は仮想ファイルシステム (仮想という言葉はディスクスペースを使用しないことを意味します) です。これは、カーネルデバイス、ドライバ、その他のサブシステムについての情報をユーザ空間にエクスポートし、設定できるようにします。これはカーネルによって生成され、いつも /sys にマウントされます。
インストール
カーネル
sysfs は通常デフォルトで有効化されているでしょう。sysfs のためのカーネルオプションは Configure standard kernel features (expert users)
が有効化されている場合にのみ可視化され、可視化されている場合でも変更できないかもしれません:
File systems --->
Pseudo filesystems --->
-*- sysfs file system support
操作方法
catを用いて情報を読み取ってください。例えば、バッテリの充電レベルを出力する場合:
user $
cat /sys/class/power_supply/BAT0/status
/sys/class/net ディレクトリの内容を ls -al や(app-text/tree パッケージに入っている)tree コマンドで一覧表示させます:
user $
tree /sys/class/net
/sys/class/net/ ├── enp2s14 -> ../../devices/pci0000:00/0000:00:1e.0/0000:02:0e.0/net/enp2s14 ├── lo -> ../../devices/virtual/net/lo ├── sit0 -> ../../devices/virtual/net/sit0 └── wlp8s0 -> ../../devices/pci0000:00/0000:00:1c.0/0000:08:00.0/net/wlp8s0
sysfsは、実行時に値を設定するために利用することもできます。例えば、echoコマンドを使用してシステムのサスペンドを有効にすることができます。
root #
echo mem > /sys/power/state
起動時に値を設定するには local.d スクリプトを作成してください。